秋田ナガハマコーヒー株式会社
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コーヒーのお話
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 コーヒー全般 1

 
コーヒーの歴史・2つの起源説
これだけ世界中に広まっているコーヒーですが、自生していたコーヒーがいったいどのような経緯で人間に発見され、そして現在のように飲料として世界各国に広がっていったのでしょうか?数多くのコーヒー起源伝説がありますが、その中でも特に有名な2つのコーヒー伝説をご紹介いたします。
 「ヤギ飼いガルディの話」(エチオピア起源説)
6世紀頃のエチオピア高原での出来事です。

ヤギ飼いガルディは、ある日放し飼いにしていたヤギ達が昼夜の区別なしにひどく興奮し続けているのを発見しました。色々と調べてみると、どうも丘の中腹に自生している灌木の赤い実を食べたらしいという事をみつけました。近くの修道僧にこれを相談すると、それでは試しに食べてみようということになり、食べてみると体に活力がみなぎり、気分はグングン爽快になってきたのです。
修道僧はこれはいいと早速僧院に持ち帰り、他の修道僧にも勧めました。それからは、徹夜の宗教行事のときに睡魔に苦しむ僧はいなくなり、「眠りを知らぬ修道僧」とまで言われるようになったそうです。


 「回教僧シェークオマールの話」(アラビア起源説)

13世紀頃のイエメン山中での出来事です。

回教僧のシェーク・オマールは、無実の罪でイエメンのモカからオーサバというところへ追放されてしまいました。彼は食べるものもなく空腹に耐えながら山中を歩いていると、色鮮やかな鳥が飛んできて木の枝にとまりました。その鳥はとまった木の赤い実をついんばんでは陽気にさえずっていました。それを見つけたオマールは赤い実を口に含み渇きをいやしました。そしてポケット一杯にそれを詰め込み、試しに赤い実を鍋で煮てスープを作って飲んでみると、今までの疲れがウソのように消え去って元気が回復しました。その後医者でもあった彼はこの実を使ってたくさんの病人を救いました。そして罪を許されて再びモカに帰り、その後は聖者としてあがめられたということです。


効能
これだけ世界中に広まっているコーヒーですが、飲んでいる人にはどのような影響を与えるのかご存知でしょうか?
コーヒーの成分の中ではカフェインが有名です。カフェインはアルカロイドという物質の一種で、脳に働きかけてアドレナリンの分泌を促す作用があります。紅茶や緑茶にも含まれていますが、アドレナリンの分泌促進はコーヒーが一番強いようです。
アドレナリンが分泌されると、肝臓に蓄えられていた栄養(グリコーゲン・たんぱく質・脂肪など)が血液中に流出します。このグリコーゲンはアドレナリンによってブドウ糖に分解され血液中へと流れるので、その結果脳や筋肉の隅々までブドウ糖が行き渡り、血糖値が上がってエネルギー代謝が起こります。
効能・1  気分転換・眠気覚まし
カフェイン
の作用で脳に
ブドウ糖が行き渡り頭の働きがよくなるので、気分転換や眠気覚ましには最適です。これから行動を起こそうとしている時、行動や考えを切り換える時などに飲む1杯のコーヒーは素晴らしい効果を発揮します。また、低血圧の人が朝にコーヒ−を飲むと血糖値が上がり一時的に血行がよくなるので、スッキリ起きられます。目覚めの一杯をミルクたっぷりのカフェオレにすると、胃壁を守りつつ爽快な気分になれるでしょう。

効能・2  リラックス
いい香りは精神の緊張をほぐし、気持ちを安定させてくれます。また、最近よく耳にする「α波」は特別なものではなく、気分が良い時や楽しい時に出るものなので、コーヒーの香りをかぐと「α波」が出て自然と気持ちがゆったりします。

さらに、コーヒーを飲むと血糖値が上がり脳が集中力を高めるので、冷静な気持ちで物事に取り組む事が出来ます。

効能・3  ダイエット
カフェイン
の作用により分泌された
アドレナリンが脂肪細胞に入ると、脂肪の固まり(脂肪球)が細かく分解されて血液中に流れます。ここで運動すると脂肪の細かい粒が筋肉細胞に入り効率良くエネルギーを燃焼します。しかしこの効果は2時間程度しか持続しないので、せっかく飲んでも運動しなければ意味がありません。

効能・4  消化促進と口臭除去
アドレナリンは交感神経を刺激し胃酸の分泌を促すので、食後のコーヒーは消化を助けてくれます。
コーヒーに含まれるタンニンににおいの成分がくっつく事により、食後の口臭が気にならないようになります。


効能・5  疲労回復

ブドウ糖
が体に行き渡って元気が出るので、疲れがとれたと感じるはずです。でもこれは一過性で効果は2時間程度です。ただし精神的疲労回復という点では効果絶大です。


生産国
現在世界各地から輸入されているコーヒー豆ですが、種類も数多くあり、銘柄と生産国が結びつかない・・・なんてケースも結構あるようです。代表的なところを、わかりやすく下表にまとめましたのでご覧下さい。
生産国名 地理的位置 上質豆銘柄 コメント
ブラジル 南米 ブラジル・サントス 世界第1位の生産国、全世界の30〜35%を生産している。
コロンビア 南米 コロンビア・スプレモ 世界第3位の生産国、マイルドな味わいの代表格。
メキシコ 北米 メキシコ・アルトゥーラ ほとんどの豆がアメリカに輸出されています。
グァテマラ 中米 グァテマラ・SHB 日本には馴染み深い豆ですね。高産地ほど香り高いです。
ホンジュラス 中米 ホンジュラス・SHB やわらかな味が特徴で、良品が日本にも入ってきています。
エルサルバドル 中米 エルサルバドル・SHB 香りも良くおだやかな味。品質がグァテマラより少し劣ります。
コスタリカ 中米 コーラル・マウンテン 上等でコクのある風味と酸味で高い評価を得ています。
ジャマイカ カリブ海 ブルーマウンテン なんとブルーマウンテンのほとんどの販売先は日本だそうです。
キューバ カリブ海 クリスタルマウンテン クリスタルマウンテンはキューバの誇る良質大型高級豆。
エチオピア 東アフリカ モカハラー(ハラリ) 単にモカと呼ばれたりします。独特の強い風味があります。
ケニア 東アフリカ ケニアAA 高品質のアラビカ種。カップテストでランクづけしています。
ハワイ ハワイ ハワイコナ 現在はマカデミアナッツの栽培が盛んで生産量が減ってきてるそうです。
インドネシア アジア マンデリン・トラジャ・ガヨマウンテン 生産量の90%がロブ種。アラ種でも高品質のものが多いです。

※他に「このコーヒーはどんなもの?」など質問ありましたらお気軽にメールにてどうぞ。


生豆の品種
某有名メーカー缶コーヒーのCMでも「アラビカ種100% つこてる豆がちゃいまんねん」などととうたっておりましたが、よく耳にするアラビカやロブなどというものはいったいなんなんでしょう?なんだなんだ君達は?専門用語的な響きが、より一層私達の理解力を減退させますが、簡単にわかりやすく説明しましょう。
種というのは原種の事で、いろいろ特徴がありますので、下記に表としてまとめてみました。
種類 アラビカ種 ロブスタ種 リベリカ種
特徴 コーヒーの三大原種の一つで、原産地は現在のエチオピア。高地栽培種で、品質は三種の中で一番よい。 原産地はアフリカで、病虫害に強く、低地の高温度にも強い。アラビカ種より品質が数段落ちるが、栽培しやすいので、近年広く栽培されている。
味は独特で強いので、ブレンドの原料やインスタントコーヒーの原料として使用されることが多い。
アフリカのリベリアが原産国で、栽培の歴史はアラビカ種より新しい。
苦味が強いが、香味は少ない。自国消費のほかはヨーロッパ向けで、日本ではなじみが薄い。
樹高 5m 10m 17m
樹形 傘状 円形 円錐形
葉長 12〜15cm 20cm以上 30cm以上
葉巾 6cm 10cm以上  10cm以上
原産地 エチオピア アフリカ リベリア 
世界の生産比率 70〜80% 20〜30% 1%以下。
上の表を見ると、3種類がハッキリ別れており特徴もすぐ出ているような気がしますが、実はアラビカ種のなかにも、「ボルボン」「ムンドノーボ」「カトゥアイ」など、多数の樹木の種類があります。
しかも現在は、病気に強く味の良い品種をつくろうと、品種改良がすすめられ、アラビカとロブスタの交配などが行われております。年々進化し、状況が刻々と変わってますので、コーヒーのプロとしては現地の状況から目がはなせません。


専門用語
※他に「この専門用語はどうゆう意味?」など質問ありましたらお気軽にメールにてどうぞ。

用語
説明
ニュークロップ 新豆のこと。ブラジルでは、9〜10月に収穫されます。(但し、日本に入ってくるのは翌年の3月ころから)
新豆はその豆自体の特徴が一番出やすいとされている。反面、水分含有量が多いので焙煎には技術が必要となる。
完熟コーヒー コーヒーは一般的には真っ赤に熟したら収穫されます。しかし完熟コーヒーは、この段階では収穫せず、コーヒーの樹で完全に熟しきって黒くなるまでおいてから収穫します。実が大きく味が良いとされています。ところが、現地の情報によると、ただ単に収穫時期が重なる時期に人件費が高騰するので、それを抑えるための収穫方法との事。
オールドビーンズ 完熟コーヒーとは違い,新豆を3年以上寝かせて熟成させた豆のこと。余計な水分などがきえて乾いた感じがする。深い焙煎に合うとされている。
シルバースキン コーヒーの果実の銀皮(薄皮)のこと。
コーヒーチェリー コーヒーの赤い果実は,さくらんぼに似ていることからこのような呼び方をする。外皮・果肉・パーチメント(内果皮)・シルバースキン(銀皮)・それに種子となっている。
ピーベリー コーヒーの種子は通常抱き合うように2個の種子が向かい合っています。これがフラットビーンズと呼ばれている普通の豆です。中には,一粒だけで成っている種子があり,それをピーベリー(丸豆)と呼びます。平豆に比べ,数が少なく珍重されています。
ハンドピック 生豆の中には,「発酵豆」「カビ豆」「虫食い豆」「黒豆」「貝殻豆」などの味に悪い影響を与える欠陥豆が入っていることが有ります。これらの豆は生産地である程度は除去されますが,除去されきれずに残っていることが多く,品質の良いコーヒー豆に仕上げるには、焙煎前と焙煎後にこのような欠陥豆を手で丹念に取り除く作業が必要となります。この作業を「ハンドピック」と言います。
3元種 アラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種の3つをいう。中でもアラビカ種は高地栽培種で、高品質である。
エスプレッソ
(Espresso)
蒸気圧を利用した熱湯噴射式のコーヒー抽出器具または、それで抽出したコーヒーの事。エクスプレス(急行)の意味。19世紀にイタリアで作られ、直台式・半自動式・完全自動式の3種類が有る。
サイフォン 蒸気吸引式のコーヒー抽出器具のこと。19世紀半ばにイギリスで発明され、その後の改良を経て、現在のあの美しいフォルムになった。
フラスコを真空状態にする事でコーヒー液を抽出する仕組み。
含水率 コーヒー豆に含まれている水分率のこと。通常は11〜13%だが、水洗式かひ水洗式、新豆か古豆また、貯蔵期間によっても変化する。
国際コーヒー協定
(ICA)
1962年に第一次コーヒー協定が成立しました。これは、コーヒーの生産国と消費国の相互利益と需要と供給の均衡を図り、世界のコーヒー問題について国際的な理解と協力を得るために発足しました。日本も1964年に加盟しました。
国際コーヒー機構
(ICO)
ICAの円滑な運用の目的で、1963年に設立されました。国際コーヒー協定に基づき生産国別に輸出割当量を決めたが、1989年に割当制度が事実上無効となり、以降自由市場となり、国際価格の低迷と生産国の収入減をもたらした。
ターキッシュコーヒー イスラム教徒によりトルコに始まり中近東に及んだという長い伝統をもつコーヒー。イブリックというポットにコーヒーの粉、水、砂糖をいれて煮出して作る。
ダッチコーヒー
(ウォータードリップ)
オランダ人が考案した水だしコーヒーのこと。じっくりと時間をかけて抽出します。
コーヒーベルト地帯 コーヒーゾーンともいい、世界のコーヒー生産地帯の事。南北の回帰線の間にあるこの地域は、コーヒーの栽培に適した気候と土壌を持っているために、この地帯に有る60数ケ国でコーヒーの栽培、生産が行われている。
フレーバーコーヒー バリエーションコーヒーの一つ。コーヒー豆自体の香りではなく、コーヒー以外の香りをつけたコーヒーのこと。ここ数年アメリカで人気が有る。チョコレート・シナモン・ココナッツ・バニラなどの種類がある。焙煎後の豆に振りかける方法と、コーヒー液に添加する方法がある。
霜害 ブラジルや、高地農園で見られる霜によるコーヒーの被害のこと。葉が茶褐色に変わり、長引くと樹木全体が枯れ死してしまう事も有る。霜害の有った年はコーヒーの収穫が減り、豆の価格が上昇する。
カルモ・シモサカ 福島県出身の下坂 匡氏が作ったブラジル産コーヒーの銘柄。有機栽培された豆を低温乾燥させ、入念なハンドッピックを行うなど、手間をかけたコーヒー作りで、最高品質との評判が高い。


コーヒーの旅(コーヒーができるまで)
一杯のコーヒーはどうやって出来るのか?
1:種
土に苗床を作り、種子を蒔きます。
2:苗木
発芽後数ヶ月後に本葉が出ます。
3:移植
農園の畑に移します。
4:栽培
移植後2〜3年で白い花が咲きます。
5:結実
受粉・結実後、真っ赤に熟した実になります。
6:収穫
機械や人の手で摘み取ります。
7:精製
水洗式や非水洗式で果肉を取り除きます。
8:選別
生豆を大きさなどで等級分けします。
9:輸送
船便で日本に出荷します。
10:入港
各産地から日本の港に入ります。
11:入荷
輸入代理店から工場に入荷します。
12:試験
異臭等が無いか、サンプルと同じ味かテストします。
13:選別
異物混入がないかチェックします。
14:混合
それぞれの特徴を活かすように配合します。
15:焙煎
コーヒーの種類に合った焙煎度合いで焼き上げます。
16:粉砕
使用する抽出器具に合わせて細かさを調整します。
17:抽出
愛情を込めてドリップします。
精製方法
1、非水洗式(アンウォッシュド・乾燥式)
主にブラジルやエチオピア等で採用されている精製方法で、コーヒーチェリーを天日で乾燥させ、乾いた果肉を取り除きます。
2、水洗式(ウォッシュド)
コロンビアやケニア等で採用されている精製方法で、チェリーを水洗いし、発酵漕に入れ、果肉を取り省きます。

選別方法
産地での格付け、等級分けには、混入物の数や種類、大きさや形、標高による 分類があります。

試験方法
カップテストという。工場に入荷したコーヒーの生豆の中からサンプルを抜き出し、 テストロースターで少量焙煎し、実際に飲んでみてこちらが発注したものかどうか を確かめる作業。

選別作業
ハンドピックという。焙煎の前後に石や木、虫食い豆などを手作業で取り除きます。 この作業を怠ると焙煎機を傷めたり雑味の原因となったりします。

混合作業
ブレンドともいう。産地によって香りや味が違うストレートコーヒーを、配合により、 単品ではでない独特の風味や重厚感を持たせます。
1、ベースになる豆を決め、それに他の豆を加えてバランスを整える。
2、産地が違ったり、性質が違う豆を配合し味に深みをつける。
3、性質の似通った豆を配合し、個性的な味の豆を加えアクセントをつける。

焙煎の度合いによっても味は変化します。上の基本にプラスしてさまざまな味を作ります。

焙煎作業
ローストという。各生産地から入庫したコーヒー豆(生豆)は白っぽい緑色をしています。 コーヒーの味や香りはしません。農作物の匂いだけです。それを焙煎(加熱)することで、あの独特な香味溢れるコーヒーが出来あがります。 深く煎れば色の濃い苦味の強いコーヒーになり、浅く煎れば色の薄い酸味の強いコーヒーになります。通常8段階の度合いがあります。


粉砕作業
1、極細挽>>お湯の通過時間がゆっくりで成分が出易い挽き方です。蒸気圧で一気に抽出するエスプレッソにむいています。
2、細挽
>>水でゆっくり抽出するウォータードリップにむいています。
3、中細挽
>>メリタ式ドリップにむいています。
4、中挽
>>カリタ式・その他一般に多く使用されている器具にむいています。
5、粗挽
>>お湯の通過時間が早く成分の抽出もしづらいので、パーコレーターなどにむいています。

抽出作業
コーヒー豆の種類・ローストの度合い・粉の細かさ・お湯の温度・抽出スピードによって味は変化します。 使用器具に応じたコーヒーを準備し、新鮮な沸かしたてのお湯を使って美味しく仕上げます。


美味しい飲み方
コーヒーを手に入れる>>コーヒーの好みは百人十色。人それぞれです。が、コーヒーは鮮度が命。その観点から考えると、劣化していない新鮮な 豆を手に入れなければ始まりません。
生豆は焙煎することによって酸化し劣化が始まります。ですから、自宅に 焙煎機器を備え生豆を手に入れ自分で焙煎してしまうというのが一番新鮮 に飲める方法です。 しかし、なかなかそこまで出来ないというのが現状ですので・・・どうするか??
1:新鮮な挽きたてのコーヒーを手に入れましょう。

焙煎の度合いは通常、以下の8通りです。ナガハマコーヒーでは5通りです。

1:ライトロースト アメリカンロースト 浅煎り
2:シナモンロースト
3:ミディアムロースト シティーロースト 中煎り
4:ハイロースト
5:シティロースト ジャーマンロースト 中深煎り
6:フルシティロースト
7:フレンチロースト フレンチロースト 深煎り
8:イタリアンロースト イタリアンロースト 極深煎り

焙煎後のコーヒーはどんどん酸化してしまいます。酸化の速度は酸素と触れる面積が 大きければ大きいほど早まります。したがって、豆のままより粉に挽いた方が表面積 が大きいので、酸化が早いということになります。 ですから、粉の状態で売っている物より店頭で挽いてもらうほうが良いし、それよりも 豆のまま買ってきて、淹れる直前に挽くと言うのが一番良いのです。
 
2:挽き方を考えましょう。
挽き方(グラインド・メッシュ・粉砕)にも細かさにより4段階に分けられます。 細かいほうから「極細挽・細挽・中挽・粗挽」です。 豆を挽くときに気を付ける点として、
1、粒の大きさが均一である事。(ばらつきがあると、抽出時に味のばらつきが発生する)
2、挽くときの発熱と微粉の発生を抑える。
(熱によって酸化が早まり、微粉によって雑味が発生する)
3、抽出器具に合った大きさにする。
(例えばエスプレッソマシーンに粗挽きは合わない)
4、もちろん抽出直前に挽く。

 
3:保存を考えましょう。
コーヒーのパッケージの裏側に「冷暗所に保存してください」と記載してあります。 逆にいえば、高温の所・明るい日差しの下等は保存に適していないともとれます。 その他にも湿気やもちろん空気に触れることも適しませんね。 一番良いのは飲みきっちゃうと言うのが良いんですけど・・・無理ですよね。 粉の状態で保存するより豆の状態で保存したほうがまだ良いですね。
1、気密性の高い密閉容器に入れて酸素に触れないようにします。(更に言うと、一回に使う分づつ小分けに密封し、それを密閉容器に入れておいたら良いですね。脱酸素剤を入れておくのもいいですね)
2、冷暗所で保存します。
(冷凍庫や冷蔵庫でもOKです。但し、使うときは常温に戻してから)
3、大量に買い込まず、出来れば飲みきる。
(小分けに販売してくれる所「ナガハマコーヒー」から購入する)
 
4:抽出しましょう。
抽出(ドリップ)をするときは次のことを守らなければなりません。
1、新鮮で、使用器具に合ったメッシュの粉を使う。
2、良質で沸かしたてのお湯を使う。
3、使用器具は清潔である事。
4、抽出量に見合った量の粉・お湯を使う。
5、使用器具・カップ等は予め温めておく事。
6、熱湯は使わない事。
7、美味しくなれと念じる事。
8、抽出し終わったらすぐ飲みましょう。
 
5:水を考えましょう。
大きく分けて硬水と軟水があります。日本の水道水は軟水に近いそうです。 コーヒーには軟水の方が適していますから、日本、特に水の美味しい秋田では そんなに気にしなくても良いのかもしれません。
1、朝一の水道水は使用しない。
2、鉄分の多い水は使わない。
3、長時間沸騰させた水は使わない。

但し、以上のことは気を付けていたほうが良いですね。 ちなみに抽出温度は90℃位が良いでしょう。


味覚の種類
ソフト
Mole(モーレ)
スクリクトリーソフト
ソフト
ソフティッシュ
ハード
Dura(ドゥーラ)
-
リオ
Lion(リオ)
リヤード
リオ
リオゾーナ

※以前、リオデジャネイロでとれた
コーヒーが薬品臭(ヨード臭)が
したためにこの名前が付けられた。
甘味 古い味
上品な酸味 ロブ臭
高標高の酸味 酸っぱい
ウォッシュド独特の酸味 カビ臭
チョコレート味 雨に当たった味
上品な紅茶の味 ビネガー臭
発酵臭 煙の味
土臭さ 汚れ
麻袋臭 フルーティー
ボディ:
ストロング
  ミディアム
  ライト

ユニフォーム
水っぽい
コーヒーの審査
○タイプ審査(クラシフィカソン)
300gの生豆から欠点豆を抜き出し、欠点数から「タイプ」(等級)を決める作業。


○味覚審査(デグスタソン)
当該サンプルを焙煎、粉砕し、約10gをカップに入れてお湯を注ぐ。このときに発生する匂いで大体の味の見当をつけます。スプーンで攪拌し、粉を沈めます。その時使用したスプーンに付着した匂いもまた、チェックします。粉が底に沈んだら、アクや泡を取り除きます。
全部のカップの匂いを嗅ぎ、テストが出来る温度まで待ちます。
一カップ終わったら、スプーンと口をすすぎ順次テストをしていきます。
味覚用語は上記表の通りです。


ソフト 異味・異臭の無い柔らかく上品な味。(スクリクトリー・ソフトが最上級)
ハード 渋みなどの刺激の有る味。
リオ ヨード臭や石灰酸の匂い。(リオ臭の弱いのがりヤード)

上記の表からその豆に合った用語を用いて、表現します。
例:「ソフトで上品な酸味とフルーティーさを持ち、ミディアムボディーである。」


インスタントコーヒー
以前、お客様から「お宅から購入したコーヒーがお湯に溶けないんだけど」との苦情を頂いたことがありました。
多分、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーを混同してしまったのでしょう。
レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーは似て異なるものです。例えるならば、生イカとするめ。生のフルーツとドライフルーツとでも言いましょうか。
インスタントコーヒーとは、レギュラーコーヒーを抽出し、その液を乾燥させた粉です。
ですから、お湯や水をかければまた液状に戻ります。 インスタントコーヒーの製造(乾燥)方法には下記の二通りの方法があります。

1、フリーズドライ

急速冷凍したコーヒー液体を真空状態で乾燥させる方法。

2、スプレードライ
コーヒー液を高圧ノズルから霧状に噴霧し、熱風を送り瞬間乾燥させる方法。

フリーズドライ製法の方が、熱を加えていない分香りが良いようです。 スプレードライの方が粒子が細かく、アイスコーヒーを作る時などは、水に溶けやすいので こちらのほうが使いやすいでしょう。


★インスタントコーヒーを作る
インスタントコーヒーもレギュラーコーヒー同様、水に大きく影響されてしまいます。
水道水を沸騰させ、90℃くらいまで冷ましてから、カップに注ぎます。 濃さは、お湯の量や粉の量で調整します。
注意点として、非常に湿気を嫌う(吸湿性が高い)ので、開封後は湿気を避けるように したいですね。


コーヒーの保存方法について。
コーヒーの保存方法についてよく聞かれますが、コーヒーはただ保存すれば良いと言うものではありません。コーヒーの鮮度をいかに損なわずに保存するかと言うのが重要になります。
と言うことは、鮮度を失った、もしくは美味しくないコーヒーを保存する行為は全く意味がないということになります。
保存というのは劣化を防ぐ行為で、美味しさを増す行為ではありません。そのことを踏まえて考えましょう。

コーヒーを保存するときに大事なのは以下の3点を守ることです。

1.酸素にふれさせない。
2.温度を一定にする。
3.湿気をすわせない。


コーヒーは酸素と触れることで酸化が進みます。(劣化=酸化)
コーヒーは温度変化、特に直射日光や、高温を嫌います。
コーヒーは焙煎することにより水分を飛ばしています。湿気を吸いやすくなっています。
そして、コーヒーは焙煎することにより炭ににた状態になります。
なので他の匂いを吸収しやすくなります。


・・・・・ということはどこに保存すればよいのでしょうか?
保存場所は、密閉できる匂いのついていない容器(空気を抜けるようなもの)に入れて、直射日光を避け、冷蔵庫等で保存する。これが一番好ましいですね。そしてできるだけ早く使い切ることです。
但し、冷蔵庫で保存する場合も注意することがあります。

1、冷蔵庫の中は他の食品の匂いが充満しています、それらをコーヒーが吸わないようにしてください。
2、冷蔵庫から出したばかりのビール瓶に水滴がたくさん付きますよね。冷蔵庫内で冷やされたビンに空気が触れて水滴になるのです。冷蔵庫から取り出したばかりのコーヒーのビンや袋をすぐに開けてしまうと、コーヒーが湿気を吸ってしまいます。すぐには開封せずに外気温になるまで待ってから開封してください。


冷凍庫は、豆に含まれている水分が凍結してしまい、解凍するときに湿気ってしまう恐れがありますので、長期の保存だけにしたほうが良いです。

保存缶や保存ビンに入れるとなんとなく保存しているような気になりますよね。
ところが・・・・缶やビンの口を開けたらその瞬間に空気が中に進入してしまいます。
その後口を強く閉めたとしてもコーヒーと一緒に空気も中に閉じ込めているということになります。
コーヒーを使用して残量が少なくなればなる程反対に空気量は増していきます。
これだと意味がないですよね。
空気を抜くことのできるバキューム機材があれば別ですが・・・ なので、コーヒーの袋をしぼり、空気を抜き口を縛りジッパーつきの袋などに入れてから保存するのが一番良いのかもしれませんね。







【ナガハマコーヒー】
Tel:018-868-7301
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