秋田ナガハマコーヒー株式会社
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コーヒーのお話
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 アレンジコーヒーを飲んでみよう


水のお話し
以前にもコーヒーには「軟水」が合うと書きましたが、もう少し詳しく書きましょう。
◎美味しい水=コーヒーに合うとはいえません。
コーヒーに合う水というのは、鉄分やマンガンなどの含有量が少ないほうが良いです。
特に鉄分はコーヒーの「タンニン」という成分と結合して風味を損ないます。
ミネラル分を多く含んでいる「硬水」は飲料水には適していると言われていますが、上記の鉄分やマンガンなどの含有量が多いので、コーヒーには適しているとはいえません。
ミネラルウォーターでコーヒーを淹れるときは成分を確認して硬度の高くないものを選びましょう。
(ミネラルとは、水に溶けている鉱物質のことです。カルシウム・カリウム・マグネシウムなどが挙げられます)
「硬水しかない」というときは、苦味や渋みが強く出るということを考えてコーヒーを淹れると良いですね。

水の硬度とは・・・・
水に含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計を炭酸カルシウムの量に 換算したもので、1リットル当たり〜100mgが軟水と呼ばれています。
ちなみに100〜300mgを中硬水、300mg〜を硬水と言います。

 

水を美味しく飲む温度は・・・10〜15℃と言われています。
尚、コーヒーの抽出適温は92℃位です。


お砂糖について
コーヒーに付き物の「お砂糖」ですが、皆さんはどんな甘味料を使いですか?
ナガハマコーヒー各店(山王店は省く)では「フランス角砂糖・ペルーシュ ナチュラルシュガー」を使用しております。
この100%ナチュラルシュガーは100年以上前にフランスで作られ、カリブ海で栽培されているサトウキビを100%使用したおしゃれな不ぞろいの角砂糖です。大きさも形も一粒一粒違うこの手作り風のシュガーはコーヒーや紅茶の風味を一層引き立てるというのでフランス本国はもとより、世界中の一流レストラン・ホテルやカフェで使用されています。
ペルーシュとはフランス語で“雌オウム”のことを言います。砂糖が入ってくる箱にはその「オウム」がカリブ海に沈む夕日とともに色鮮やかに描かれています。

きび糖独特のさっぱりした風味はコーヒーの味を100%引き出してくれます。ホワイトとブラウンの2種類ありますが、ブラウンの方が人気があります。漂白していない分含有ミネラル分も多いのかもしれませんね。
余談ですが、以前に私の友人がお店に来て、いきなりこのシュガーをそのまま食べてしまいました。彼の感想は「このまま食べてもお菓子のようで美味しい」と言うでした。


さて、お砂糖にもコーヒーと同じく「リラックス効果」があるというのを御存知でしたか?脳をリラックスさせる為には「ブドウ糖」が必要だそうです。
お砂糖はご飯と同じ糖質(炭水化物)で、生命を維持し、健康に活動するためのエネルギー源であり、栄養食品です。
糖質の中でも砂糖はすみやかに消化吸収されるため、スポーツなどの激しい運動をした後の疲労時には、栄養補給に高い効果を発揮します。
脳や神経が働くときに、エネルギー源として利用できるのは、砂糖などが分解してできるブドウ糖だけです。
このため脳や内臓、筋肉が活動するには、糖質を補給してやらなければならないのです。(農畜産業振興機構HPより)


体調や気分によってはお砂糖を加えて飲んだほうが美味しく感じることもあります。エスプレッソなどはたっぷりのグラニュー糖を入れて飲みますよね。「コーヒー通だからいつもブラックで」と言わずにたまには甘みを楽しむのも良いのではないでしょうか?
 
お砂糖には素材に甘みを付けるというだけではなく、色々な特性があるのを御存知ですか?
1.美味しくなる。
エスプレッソコーヒーはお砂糖を入れたほうが味が引き立ちますよね。イタリアのバールにはグラニュー糖が必ず置いてあります。エスプレッソにたっぷりと入れて飲むと、苦味が和らぎ、より美味しさが
引き立ちます。
2.リラックス効果。
お砂糖は疲労を回復させるエネルギー源です。コーヒー自体もリラックス効果がありますからお砂糖を入れることで相乗効果が得られるかも・・・

コーヒーとは直接関係ありませんが・・・・

3.やわらかくする。
お肉の下準備時にお砂糖を少しすリ込むとお肉が柔らかく仕上がります。
4.しっとりとさせる。
あんかけ料理の小麦粉や片栗粉を溶かす時に、お砂糖を少し加えると均一に水に溶けます。
5.ふっくらとさせます。

パンの生地にお砂糖を少し加えるとふっくら仕上がり、美味しそうな焼き色がつきます。但し、お砂糖は水に溶けやすい性質なので、くれぐれも入れ過ぎには注意が必要
ですね。

そして、お砂糖はわりと変質しづらいもの(黒砂糖は精製度が低いので不純物を多く含んでいますので、早めに使い切ること)ですが、コーヒーと同じく、きちんと密閉容器に入れて保管しなければなりません。
お砂糖は冷蔵庫には入れないで(他の食品の香が移ったり、出し入れのときに固まったりするので)常温で保存しましょう。
 

お砂糖の種類
砂糖は「さとうきび」「さとうだいこん」「さとうやし」等を精製して作られます。
そして、精製度や純度などにより区別されます。
1.グラニュー糖
一番コーヒーに使用されている砂糖です。
上白糖よりも結晶が大きく、純度も高いので甘さにクセがなく淡白な味わいです。
素材の微妙な風味や香を楽しむのには最適といえるでしょう。
2.白ざら糖
極めて純度の高い(ほぼ100%)無色透明な光沢のある高級なお砂糖です。
結晶がグラニュー糖より大きくややコーヒーに溶けづらいですが、グラニュー糖よりもさらにすっきりとした切れの良い甘さはコーヒーの味の邪魔をしません。
3.角砂糖
グラニュー糖に液糖を加えて四角く固めたもの。
1つの大きさや重さが決まっているので使い勝手がよいとされています。
4.黒砂糖
サトウキビの絞り汁をそのまま煮詰めた砂糖で、純度は低いです。
独特な強い風味と濃厚な甘みが特徴です。
個性が強いので、普通のコーヒーには合いませんが、お酒を使ったアレンジコーヒーなどには合います。
5.ブラウンシュガー

多くが外国産で、不純物を取り除ききらずに製品化したものです。
黒砂糖より色が薄く、味は黒砂糖と白砂糖の中間くらいです。
苦味の強い深入りのコーヒーに良く合います。

6.コーヒーシュガー
純度の高いグラニュー糖を溶かし、そこにカラメルを混ぜ約2週間かけて結晶化させ、それを砕き、ふるいにかけるという工程を経て商品となります。(氷砂糖の一種)純度が高いのですっきりとした後味で、コーヒーの味を邪魔することがありません。
また、カラメルを溶かし込んでいるのでコーヒーの味を一層美味しくするとも言われています。
7.ガムシロップ

加糖とブドウ糖の混合液で、冷たい飲み物に入れても早く甘さを感じる事が出来ます。
なによりも液体なので、アイスコーヒーに溶けやすいのが一番ですね。
但し、ややとんがった甘さがいつまでも口の中に残るので、温かな飲み物には合いません。

 
どのお砂糖が良い悪いではなくどんな甘さが欲しいかを考え、自分の好きなコーヒーに合う甘みを見つけ出したいものですね。


ミルク&クリームについて
前回までお砂糖について書きましたが、お砂糖とともにコーヒーに欠かせないものにミルク(牛乳)とクリームがあります。
せっかく美味しいコーヒーを飲むのならクリームにもこだわってみましょう。
ミルクやクリームに含まれている「脂肪分」この成分がコーヒーの苦味物質を包み込み、味をまろやかに、風味を豊かに、そして味にコクを与えてくれます。
ミルクとクリームの違いや自分の好みに合うものを見つけるチェックをしてみましょう。

○ミルク(牛乳)
乳牛から搾った生乳を加熱殺菌し何も加えずビンや紙パックなどに充填したものです。
食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」では、以下のように成分規格を定めています。
牛乳の成分規格は無脂乳固形分8.0%以上 乳脂肪分3.0%以上ちなみに加工乳は、無脂肪乳固形分8.0%以上。乳飲料は乳固形分3.0%以上とされています。
今では普通の牛乳のほかに、「成分調整牛乳」や「低脂肪乳」等の牛乳が販売されています。
また、低温殺菌牛乳なども人気があるみたいですね。
当店では秋田産の成分無調整のおいしい牛乳を使用しています。
○クリーム
牛乳から取り出した乳脂肪分のことで、乳化剤などの添加物を一切加えていないもののことです。
「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」によれば、乳脂肪18.0%以上のものという規格が定めれれています。
ちなみに植物性脂肪分などを加えたのもは「コンパウンドクリーム」といわれ区別されています。
また、クリームには大きく分けてホイップ用とコーヒー用があります。
コーヒー用としては、乳脂肪分15〜30%のものが適してるとされています。
乳脂肪分特有の風味やまろやかさがコーヒーの味や香りと調和してより一層美味しさを引き立たせてくれます。
ただし、入れ過ぎると味がしつこく感じられるので注意が必要です。

※コンパウンドクリーム
前述したとおり乳脂肪に植物性脂肪を合わせたものです。
安定剤や乳化剤、などが加えられています。そのほかに砂糖や香料が加わったものもあります。
乳脂肪率が多いほど風味が良く、植物性脂肪率が多いほど後味があっさりとします。
商品によって配合率が違うので御自分の好みを探すのも面白いですね。
ポーションタイプのコーヒークリームなどはこのタイプになります。

 

おいしい「クリーム」の条件とは、良い牛乳を原料にして、あまり加熱などをせずに自然に近く乳脂肪本来の風味があり、それでいてクリーミーで脂っぽくなく、コーヒーに入れて飲んだ後味にも脂臭さを感じさせないものが良いとされています。

『オイルオフ(コーヒーに入れたときに脂分が分離してコーヒーの表面に浮く現象)や、フェザーリング(クリームの中のたんぱく質がコーヒーの酸と結びついて羽毛のように固まりが表面に浮いてしまう現象)等が起こらない事が原則です』
但し、クリーム自体が美味しくても、コーヒーの味に勝ってしまったり邪魔をしてしまうのでは意味がありません。
また「ミルク」に関してもあまり加熱せず(低温殺菌)に処理したもののほうがミルクフォームにする場合に風味が良く、泡立ちも良いと言われています。
前回も書きましたが、自分が飲むコーヒーに合うクリームやミルクを見つけるところから始めたいですね。
 
コーヒーとは関係なくなりますが・・・クリームについての余談です。
スーパーなどで売られている動物性乳脂肪分たっぷり(45%)の生クリームがあります。
乳脂肪はたんぱく質の膜に覆われていて、攪拌されることでその膜が壊れます。
たんぱく質の巻くが壊れると脂肪分同士が結合していき、そのまま続けていくと脂肪分と水分に分離されます。
なので、御家庭でペットボトルに生クリームを入れて分離するまで振り続けると自家製のバターが出来上がります。
お好みで塩を加えて自分だけのバター作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



コーヒーミルについて

以前、「粉砕作業」や「挽き方を考えましょう」でも書いて重複になりますが今回は「コーヒーミル」について書いてみましょう。

先ず、焙煎されたコーヒー豆はそのままの状態で抽出するのではなく、コーヒーミルを用いて粉砕(グラインド)してから使用します。簡単に言うと「コーヒー豆を挽く」ということです。
しかし、ただ豆を細かくするということだけじゃなく、このコーヒー豆が抽出されて琥珀色の美味しい液体になるように、そして香りや風味を十分に引き出し、楽しむということを踏まえて使用する器具に合った挽き方にしなければなりません。

テレビドラマの中で、お客様にコーヒー豆とコーヒーミルを渡し、自分で飲むコーヒーをお客様が自分で挽き、それを飲むという喫茶店が話題になっているみたいですね。
当店にもその影響か、コーヒーミルを買い求めていかれるお客様が増えました。(それにしてもTVの影響力って大きいですねぇ)

コーヒーミルと一口に言っても手動式の小さいな手挽きミルから業務用の大きい電動式の物まで色々な種類があります。
家庭用のミルには、お部屋のインテリアにもなるような可愛いものや綺麗な手動式に人気があったりします。最近では電動式のミルも数多く出回っているみたいですね。
ミルを構造(粉砕方法)で分けると、薄い刃を使って豆をカットしながら挽く『カット歯式』と、臼歯で豆を磨り潰して挽く『臼歯式』に分けられます。
どちらにも一長一短はあり、ミルの優劣は刃の材質や強度そして構造により決まります。

いずれにしても、豆を挽く場合に注意しなければならないのは、加熱により香の成分が飛ばない様に「摩擦熱を最小減に抑える」ことと、抽出濃度にばらつきが出ないように「コーヒー粉の粒が均一の大きさで、微粉が出ない」ことです。
この2つのポイントを考慮しながら自分の条件に合ったコーヒーミルを探してみて下さい。



コーヒーミルの選び方

先ずは自分のコーヒーライフスタイルから、自分が通常挽くコーヒーの量やミルにかける予算などを考えて行きましょう。

先回の項でも触れましたが、粉砕方法から『臼歯』と『カット歯』に分けられ、それぞれに一長一短があります。
また、歯の形状のほかに『手動式』と『電動式』に分類できます。こちらも一長一短があります。

○手動式
挽くときに芳ばしい香りを楽しめる。
ゆっくりと挽くことで熱の発生を抑えることができる。
色や形が様々でインテリアとしても楽しめます。
挽くのに時間がかかる。
大量に挽くのには向かない。

○電動式

少量から大量まで簡単に挽くことができる。
特に細かく挽くのに便利である。
やや高価である。
連続使用時に熱を発生する。

これらミルの機能を考えてみて自分に合ったものを見つけてみましょう。

ミルを購入するには確かにお金がかかりますし、豆を挽く手間がもったいないとおっしゃる方もおられると思います。  
コーヒー豆を購入したお店で挽いてもらったり、粉の状態で売っているものを買ってしまえば確かに楽かもしれません。  
でも考えてみて下さい、コーヒー豆は粉にすることで酸素と触れ合う面積がとても大きくなってしまいます。それはコーヒーの酸化を進め、また、湿気も吸い込みやすくしてしまうことになっていることを。
コーヒーは豆を挽くときに最大の香が発生します。  
この時が至福の時なのです。  
御自分でミルを手に入れ、この【至福の香り】を楽しんでみてください。  
そして挽きたてのコーヒーの味をお楽しみ下さい。



ペーパーフィルターについて
今コーヒーをろ過するのに一番使用されているのがペーパーフィルターだと思います。

先日、あるお客様に「ペーパーフィルターが臭う」と言われました。そのお客様はどうしても気になって、フィルターを引きちぎり食したそうです。
そうしたら、「なんか口の中がピリピリした」そうです。
その後どうしても気になりそれ以来ペーパーを使用せずに急須で淹れて飲んでいるそうです。

その話を聞いて実際に自分もペーパーを噛んでみました。
無漂白=なんとなく甘味を感じました。
漂白=紙の味がしました。

当社で使用している無漂白のペーパーフィルターは「天然のバージンパルプのみを使用しています」との記載があります。
漂白されたペーパーでも、蛍光増白剤は使用されてはいないみたいです。

いずれを使用するにせよ、ペーパーは湿気やにおいを吸収しやすいです。
以前、ペーパーが石鹸の臭いがすると言われ、よく聞いてみると流しの下に石鹸と一緒に保管していたということでした。
石鹸の匂いは論外ですが、紙の匂いが気になるようでしたら、ドリッパーにペーパーをセットした後にお湯をかけて、紙臭さを消しちゃうのもいいかもしれませんね。
但し、濡れたペーパー淹れるときは若干湯の通りが悪くなるので注意が必要です。
また、蒸らしの作業時、ロトのリブ部分から空気が逃げなくなるので、粉の噴火もしやすくなるというのを頭に入れて作業をしてください。






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