秋田ナガハマコーヒー株式会社
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 コーヒー全般 3

コーヒーマイスター
  もともと「マイスター」とは19世紀頃にドイツで確立されたと言われている職人養成制度のことです。
現在では「家具」や「木工」「自動車」「パン」「ビール」など多肢に渡ってこのマイスター制度があり、独立する際にはこのマイスターの資格が必要となります。
その職について一定期間修業した後に検定試験に合格して初めて「マイスター」の称号が手に入ります。
勿論、職人としての腕だけではなく、独立して行く上で必要な経営技術や弟子を指導する学問なども学習する必要があります。
マイスターを日本語に変換すると「親方」とか「職人」とかでしょうか。

『コーヒーマイスター』とは、その名の通り、コーヒーに対する深い知識と基本技術の習得をベースにして、お客さまへ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)のことです。
日本では初めての認定資格となり、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が主催する「コーヒーマイスター講座」を終了し、認定試験に合格の後、晴れて「コーヒーマイスター」として認定されます。

弊社焙煎技師・加藤真が2006年度の試験に合格し「コーヒーマイスター」の称号を手に入れました。



ブラジル伝来の話

その昔、コーヒーは貴重品として扱われ、国外への持ち出しを硬く禁じられていました。
なんとかして苗木を手に入れた人たちが自国に持ち帰ったことにより、コーヒーの栽培地は世界中に広がっていったのです。

世界1位のコーヒー生産国ブラジルにコーヒーが伝わったのは18世紀の始め頃です。
当時、コーヒーの栽培がとても盛んだったフランス領ギアナにポルトガル海軍士官のフランシスコ・パリヘタが派遣されました。
彼は、その滞在中に、総督夫人との恋におちました。
しかし、彼の本当の目的は当時ポルトガル領だったブラジルにコーヒーの苗木を持ち帰りたいと言うことでした。
そのことを彼女に伝えると、夫人は別れの花束の中にこっそりとコーヒーの苗木を忍び込ませてくれたのです。
この「愛の贈り物」の苗木が、ブラジルを世界一のコーヒー生産国に導くことになったのです。



ペネイラ
ポルトガル語で「篩(ふるい)」という意味です。
ブラジルの農園で今でも使用されている器具で、収穫したコーヒー豆と葉っぱ等の異物を取り除く為に使う丸い網のことです。
完熟したコーヒーの実を手で刈り取る作業をするときに、どうしてもコーヒーの実が下に落ちてしまいます。
その為、作業時にはコーヒーの木の下にシートを敷き作業を行ないます。
コーヒーの実と葉っぱや枝が一緒にシートに落ちてしまうので、このペネイラを用いて写真のように高く上に飛ばし、異物と豆をふるい別けるのです。
最近では機械化が進み見かけることも少なくなってきているみたいです。

ブラジルのコーヒーの話をする上で欠かすことの出来ない道具の一つといえます。
これと似たような農具は日本の農家でも使用されているようです。


コーヒー鑑定士
コーヒーという農作物の取引で、最も重要な要素は品質と数量です。
その取引をする上で重要な役割を果たすのが「コーヒー鑑定士」と言われる人たちです。
コーヒー大国ブラジルの資格制度で、タイプと欠点数・外観・サイズ・そして味(カップテスト)などの要素に
ついて品質を評価し格付けを行ない、それを元に買い付けの判断をします。
特に重要なのがコーヒーの味です。
コーヒー液を触感・味覚・嗅覚全てを使い判断していきます。

ブラジルでコーヒー鑑定士が重要とされているのは、広大な国土から集まってくる大量のコーヒーをブレンドして輸出する作業をするうえで品質を見極めると言う重要な任務があるからです。

1960年代にブラジルコーヒー院(IBC)により鑑定士を育成していましたが、IBC解体により現在は、 サントス商工会議所に引き継がれています。
現在日本で言われている「ブラジルコーヒー鑑定士」とは、そのほとんどがこの資格のことを言います。


苗木を手に入れた人たち
インドへ
16〜17世紀、当時オスマントルコに支配されていたイエメンでは、イスラム教の寺院で栽培されていたコーヒーを持ち出すことを強く禁止していました。
持ち出しをさせないために厳重な監視体制の下に置かれていました。
そこへ1600年頃に聖地メッカに巡礼に来たインド人ババ・ブータンがこの苗木を盗み、インドに持ち帰ってしまいました。
彼は、この苗木を南インドのマイソール海岸で栽培し、その木を原木として、南インド一帯はコーヒー生産地として発展したのです。


カフェ・カーネス

コーヒーはエチオピアで発見されて以来、食用・薬用・酒用・嗜好飲料と役割を変えながら発展してきました。
初めの頃は、イスラム教寺院で門外不出の秘薬として使われ、一般の人々にはほとんど知られていませんでした。
苦行を乗り切るための霊薬として用いられていたのです。

コーヒーが一般の人々に広まり始めたのは15世紀のことです。
コーヒーが持つ神秘的な香りは瞬く間にアラビア半島に広がりました。

16世紀には現在のイスタンブールに「カフェ・カーネス」という後世に知られているものの中では最古の喫茶店も出現しました。

「カフェ・カーネス」とは、『コーヒーの家』という意味です。
ヨーロッパのコーヒーハウスの原型はトルコで生まれたのです。



ワールド バリスタ チャンピオンシップ
順位 Country(国名) 氏名(英語表記) 氏名(日本語表記)
1位 UNITED KINGDOM (イギリス) James Hoffman ジェームズ・ホフマン
2位 UNITED STATES (アメリカ)      Heather Perry ヘザー・ペリー
3位 NEW ZEALAND (ニュージーランド) Carl Sara カール・サラ
4位 JAPAN (日本) Miyuki Miyamae 宮前みゆき
5位 SWITZERLAND (スイス) Anna Kaeppell   アナ・カペル
6位 BRAZIL (ブラジル) Silvia Magalhaes   シルビア・マガエス
 
ワールド バリスタ チャンピオンシップ2007が東京ビッグサイトにて45ヶ国参加の元7月31日〜8月2日の3日間行なわれました。

最終日の決勝に残ったのは6名。
最後に栄冠を勝ち得たのはイギリス代表のジェームズ・ホフマンさんでした。

今年は6名の決勝進出者の内、なんと4名が女性、そして、日本代表で出場した宮前さんは堂々の4位入賞という素晴らしい結果でした。

また来年の1月には日本での国内予選があります。
日本チャンピオン、そして世界チャンピオンを目指しての戦いはすでに始まっているのです。


大腸がんとコーヒー (朝日新聞より)
大腸がんと生活習慣の関係が、国立がんセンターや群馬大などでつくる厚生労働省研究班の大規模な調査で明らかになりました。
男性はビタミンB6摂取、女性は1日3杯以上のコーヒーで発症の危険性が下がり、適度な日光浴は男女とも直腸がん予防につながる可能性があるそうです。
研究班は9府県の40〜69歳の男女96000人を調査。コーヒーを1日3杯以上飲む女性はほぼ飲まない女性に比べ、大腸がんになる危険性が約3割低く、直腸がんに限ると飲まない女性に比べ56%も低い確率だったそうです。


中南米でのコーヒーの飲まれかた・その1
生産面ばかりに目が行きがちですが、生産国でもコーヒーは消費されています。
生産量世界一のブラジルは消費量も多くなっています。
その反面、ジャマイカでは家庭への普及はまだまだであったり、ブルンジでは生産者がコーヒーを飲んだことがないなどと国情によって消費の仕方には違いが見られます。
また、日本とは違った飲み方をしているところもあり、なかなか興味深いところです。

○ブラジル
一般家庭では、深煎りのコーヒーを極細挽きにして布フィルターで抽出。ポットに入れて砂糖をたっぷりと入れてデミタスカップで飲みます。
お店では、エスプレッソが一般的です。デミタスカップに砂糖をたっぷりと入れ、すこしかき混ぜてから一気に飲み干します。
この飲み方をブラジル流「カフェ・ジーニョ」と言います。


中南米でのコーヒーの飲まれかた・その2
○メキシコ
メキシコでは深煎りのコーヒーを細挽きにして、水と一緒に鍋に入れます。
火にかけて混ぜながら沸騰させないように注意しながら煮出します。
その煮出されたコーヒーを布フィルターで濾して飲むのが「カフェ・デ・オーヤ」と呼ばれるメキシコ伝統のコーヒーの飲み方です。
素焼きのカップに注ぎ、シナモンや塩を入れて飲むこともあります。


○ジャマイカ

ブルーマウンテンコーヒーで有名なジャマイカでは、中煎りのコーヒーを中挽きにしてペーパーフィルターなどで抽出するのが主流です。
レギュラーコーヒーにお砂糖とコンデンスミルクを大量に入れて飲むのがジャマイカ流です。
またこの国でも時々コーヒーに塩を入れて飲んだりもします。







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