秋田ナガハマコーヒー株式会社
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 コーヒー全般 4

「ブラジル・テイスト・オブ・ザ・ハーベスト」に選ばれる条件

今回「ブラジル・カップ・オブ・エクセレンス」は諸般の事情により中止となりました。
それに代わるものとしてブラジル・スペシャルティコーヒー協会(BSCA)が生産者のコーヒーを厳選し、消費者向けに試飲即売会を行ないました。
これが今回の「ブラジル・テイスト・オブ・ザ・ハーベスト」です。

◎「ブラジル・テイスト・オブ・ザ・ハーベスト」に選ばれる条件◎


1)BSCA
の品質管理チームによりCOE(カップオブエクセレンス)のカッピングフォームで84点以上のコーヒーであること。
品質管理チームのリーダーは、COEのヘッドジャッジを数多く務めている、私も以前指導していただいた『シルビオ・レイテ氏』です。

2)BSCA・オーガニック・レインフォレスト・フェアートレードなどのサスティナビリティーの認証を受けていること。

上記の条件をクリアした、「フリーウォッシュド」「パルプド・ナチュラル」「ナチュラル」の3つの精製方法でつくられたコーヒー、合計50ロットが選ばれました。

弊社でも「ナチュラル」「パルプド・ナチュラル」の2つのロットを予約いたしました。初夏の頃に入荷予定です。どうぞお楽しみに。



アジアでのコーヒーの飲まれ方1
日本での飲まれ方はペーパードリップやネルドリップ方式で淹れるて飲むのが一般的です。
今では、スターバックスなどのカフェでエスプレッソマシーンで淹れたコーヒーもよく飲まれるようにはなってきました。

東南アジア、特にインドネシアではコーヒーを良く飲みます。イスラム文化の影響でアラビア風な飲み方・習慣が受け継がれています。

○インドネシア
インドネシアでは、深煎りのロブスタを極細挽きにし、グラスやカップにコーヒー粉を入れ、お湯をなみなみと注ぎ、お砂糖もたっぷりと入れ、よくかき混ぜてからコーヒーの粉が沈むのを待ち、沈んだらその上澄みを飲みます。

○インド
菊科の植物の「チコリ」の根焙煎・粉砕後、コーヒーに混ぜて飲みます。
このコーヒーは「チコリブレンド」としてヨーロッパに輸出されています。

○ベトナム
ベトナムコーヒーは、深煎りのロブスタを極細挽きにして、金属製のドリッパーに直接コーヒーの粉を入れ、コンデンスミルクをたっぷりと入れたカップの上にセットします。
お湯をドリッパーに注ぎ入れ、カップの中に液が落ちたら、ミルクと混ぜて飲みます。


アフリカでのコーヒーの飲まれ方
アフリカでは、エチオピアのコーヒー飲用が最も盛んです。
アラビカコーヒー発祥の地でもあり、昔からコーヒーチェリーごと食用や薬用として他の食べ物と一緒に食されてきました。
粉砕したコーヒー粉をバターに混ぜたり、果肉はコショウなどと混ぜてスナックとして食べられていました。
また、コーヒーを用いたお客様のもてなしの儀式などの、独特の文化としての側面も持っています。
 
○エチオピア
お店ではエスプレッソで飲まれるのが一般的です。
家庭ではお客様のおもてなしの儀式としてセレモニーに用いられたりします。
水で洗った生豆を鉄板で黒く煎りあげます。
それを臼に入れ、杵で粉砕し、ジュベナといわれる陶器のつぼに入れて煮出します。
豆と一緒に砂糖や香辛料などを一緒に入れ、沸騰したら火から下ろし、取っ手の付いた陶器で主客から順に注がれます。
少なくなったらまた水を足し、3度ほど再煮出して飲みます。


コーヒークロップ
コーヒー豆もお米とかと同じように収穫後の時間経過によって状態が大きく変わってきます。
 
コーヒーは収穫期別に、
「ニュークロップ」
「カレントクロップ」
「パストクロップ」
「オールドクロップ」
に分けられます。
 
ニュークロップ(New Crop) 収穫後数ヶ月程度のコーヒー豆
色はグリーンで、味や香りなどの個性が強く、豆は硬く水分含有量が多い。

カレントクロップ(Current Crop) 当年度産のコーヒー豆
色が黄色がかって、風味が薄れてきます。

パストクロップ(Past Crop)前年度産のコーヒー豆
味の劣化を少なくするには生豆を保存する 専用の設備などを用意するなど品質管理がとても重要になります。

オールドクロップ(Old Crop)前年度以前に生産されたコーヒー豆
「青臭さが抜けてまとまりが出てくる」と評価する方もいますが、基本的には古い味に支配され、味は落ちます。


シェードツリー
コーヒーの樹は適度な気温がないと順調に生長しない反面、長い時間直射日光を受けると葉の温度が上がり、光合成が充分に行なえなくなります。
そこで、バナナやマメ科の樹木など高木を植え、適度な日陰を作ります。
この、日陰を作るために植えられた樹木を「シェードツリー」と呼びます。
全ての農園に植えられているわけではなく、その生産地の気候や環境により植えたり、または樹の本数や間隔を変えます。
また、コーヒーの育成年数に応じて高木を変えながら日陰を作ります。


ファゼンダ・パッセイオ
Fazenda Passeio(パッセオイ農園)はブラジル南ミナス地区のコーヒー生産地帯のほぼ中央に位置するMonte Beloにあります。 標高1100mから1200mの丘陵地帯に広がっており火山性ミネラルを含んだ肥沃な土壌に恵まれています。
NaturalやPulped Naturalの生産処理方法と、Mundo Novo、Bourbonなどの品種と多様な商品を揃え、カップ・オブ・エクセレンスやレイトハーベスト・コンペディションの常連として世界中のコーヒーロースターに知られている素晴らしい農園です。
世界遺産のアイスコーヒーにもこのパッセイオ農園のコーヒーが配合されています。


ブラジルコーヒーの現状
バイオ燃料に使用するためにサトウキビに転作している農家の方が沢山いると言われています。実際に、サトウキビの栽培面積は152%増になっていて、コーヒー栽培面積は2.5%減少しています。ただし、コーヒーの木の植え付け本数は116%増になっています。 (上記対比は全て03/04/:07/08です)ですので、生産量的には増加傾向にあります。
しかし、ブラジルで1Haあたりの植え付け本数が増えて収穫量がアップしたとしても、世界的な消費量が増加傾向にある為、数年後には消費量が現在よりかなり増えると予想されていて、需給バランスが崩れ、高値相場が続くと言われています。
我々としては、世界的コーヒーの生産量が増えてくれることを願っています。


日経新聞によると・・・
コーヒーを一日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、子宮がんの一種「子宮体がん」にかかるリスクが約6割低いとする大規模疫学調査の結果を厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が発表しました。
コーヒーを飲むと女性ホルモンなどの濃度が下がり、子宮体がんを予防する効果があるそうです。

過去にも東北大や愛知県がんセンターの研究で同様の結果が出ており、コーヒーが何らかの作用をもたらしているものと見られているとのことです。


コーヒーが肝がん・肝硬変に効くワケ。
夕刊フジに載っていた記事に寄れば・・・

財団法人三越厚生事業団三越診療所の船津和夫所長の話では、「もともとコーヒーは肝炎や肝硬変の予防に役立つと言われています。 コーヒー摂取量と脂肪肝の関係を調べることにした」そうです。 1236人を対象に5年間の追跡調査をしたところ、164名が脂肪肝を発症。 発症者のコーヒーを飲む量を調べたところ年々減少していたそうです。 1236人を対象に5年間の追跡調査をしたところ、164名が脂肪肝を発症。 1日に2〜3杯コーヒーを飲んでいた人がその習慣をやめると脂肪肝発症のリスクが上昇したそうです。

船津所長によると、「コーヒーに含まれる抗酸化物質クロロゲン酸やカフェイン等が脂肪細胞を抑制するためだと考えられる。さらにコーヒーそのものが肝臓内の酸化ストレスを抑えてインスリンの働きを高めると同時に炎症が起きたときに活性化する細胞の働きをも抑制すると考えられる」とのこと。

毎日2〜3杯のコーヒーを食後にブラックで飲む習慣をつけるのが良さそうです。
脂肪肝をはじめとする生活習慣病の予防には食生活の見直しが不可欠です。 忘新年会等で肝臓に負担のかかる時期です。手軽なコーヒーで肝臓に優しくしてあげるのもいかがですか?


エチオピアの現状
社団法人 全日本コーヒー協会によると
2008年4月22日にエチオピア産コーヒーの生豆から日本の規制基準値を超える「クロルデン」が検出され、5月には厚生労働省から各検疫所に対しエチオピア産のコーヒー生豆に対し、リンデン・クロルデン・ヘプタクロルについて検査命令が出されました。
その後7月にはDDTに対しても検査命令が出され現在も4物質が対象となっています。
結果として、2008年の日本のエチオピア産コーヒー生豆輸入量は前年対比71%減の8410トンとなったそうです。
エチオピア政府も信頼回復に向けて策を練っているみたいですが、今年の輸入も未だ不透明のままで、モカファンの方は落ち着かない状況が続いているみたいですね。




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